4-4 リバランスと見直しの基本
配分がずれたときにどう整えるか、見直しの順番を整理するページです
ここまでで、何を持つか、株式や投資信託の分散をどう見るか、比率をどう考えるかを見てきました。ですが、どれだけ丁寧に設計しても、時間がたつと配分は自然にずれていきます。リバランスは、そのずれを毎回きっちり元の比率へ戻すことではなく、あらかじめ決めた目標配分と許容幅に照らして整える作業 です。
このページで押さえたいこと
- リバランスの目的は、予想を当てることではなく、目標配分と許容幅に照らして配分を整えることです。
- 見直しでは、商品だけでなく、配分、重なり、コスト、生活状況の変化を見ます。
- 感情で動かないために、目標配分、許容幅、点検の頻度を先に決めておくことが重要です。
- 配分がずれたときは、
元の設計へ戻すのか目標配分そのものを変えるのかを分けて考えることが重要です。
1. 配分は、正しく作っても必ずずれる
同じ配分で始めても、上がる資産と下がる資産が分かれると、比率は自然に変わります。たとえば株式が上昇し続ける局面では、気づかないうちに株式比率が上がり、開始時よりリスクの高い状態になっていることがあります。
2. ずれたときは、元に戻すか設計を変えるかを分ける
相場が動くと、ポートフォリオの比率は自然にずれます。このときに考えたいのは、今のずれは、もともとの設計に戻せばよいだけなのか、それとも 自分の生活や目的が変わったので、目標配分そのものを変えるべきなのか という切り分けです。
見直しルールの考え方
| きっかけ | どう考えるか |
|---|---|
| 半年や1年ごとの定期点検 | 感情で動かずに確認しやすい |
| 許容幅を大きく外れたとき | 目標配分からのずれを戻しやすい |
| ライフイベントがあったとき | 目的や時間軸が変わるなら配分も見直す |
まず、目的や時間軸、必要なお金の時期が変わっていないなら、基本は 元の設計へ戻すという考え方になります。相場によって一時的に株式比率が上がったり下がったりしているだけなら、目標配分と許容幅に照らして整えれば十分です。
一方で、ライフイベントが起きて使う時期が近づいた、収入や家計の余裕が変わった、以前より大きな値動きを受け止めにくくなった、という変化があるなら、単に元へ戻すだけでは足りません。この場合は、目標配分そのものを見直す ことが必要になります。